出典は、アマトリーチェの町長であるピロッツィ町長による電話インタビューによる

(※「市長」としている訳もあるが、これはひとえにイタリアには「市区町村」という自治体の規模の区別がなく、すべて「コムーネ」としているために、日本人の訳者が場合により適当な訳を考えているためである。例えばラクイラやノルチャ、アマトリーチェはいずれも「コムーネ」である。)


「いまだに100万トンを超えるがれきが残されていて、アマトリーチェでは1200人が住居を失い、親族宅に身を寄せている。

2017/8/1現在、仮設住宅は180棟程度しか残されていない。」


一方で、寄付金450万ユーロ(※5億9000万円)をかけて建てられたレストラン(※以下リンク参照、イタリア語)が7月末にオープンした。

これは名物のパスタであるアマトリチャーナなどを振る舞うレストランで、震災により仕事を失った100人以上の住民の雇用を生み出した。

il polo del gusto di amatrice

「日本の方々は東日本大震災や熊本地震などの地震に見舞われているため、私たちの苦しみをよく理解してくれた。
私たちは温かい支援を忘れない」

「1日も早い復興のために、イタリア政府にがれきの撤去の迅速化を求める」

また、「復興したとしても地震はなくならないので(※アマトリーチェ近郊はイタリアの中でも地震多発地帯にある)地震と向き合いながら暮らし、また減災をするため日本などから学べることは学びたい」

毎日新聞2017/8/24朝刊9面より